素材について

― DIGITAL ―

イタリアから輸入されたこの生地は、ニット素材の歴史があるだけではなく水着などの新しい科学技術も必要とするスポーツウエアも得意なメーカーによって作られたものです。

リブ素材というのは、伸縮の必要な袖口によく使われている凸凹の畝(うね)が特徴の素材ですが、ここに使われているリブはそのうねがとっても細いのです。

数えてみるとその凹凸が横1センチの中に約8コースもあり一見ではリブと気づかないくらい繊細な作りになっていて、表面には上品な光沢さえ感じられるほどです。

 

 

実際に着用した感触は、締め付けはほとんど感じませんが、程よくフィットして身体のラインを膨張させることはありません。

背中や肩や腕はフィットネスウエアを着ているときのような動かしやすさがあります。

この着心地は素材の良さに加え、一朝一夕では作れない縫製工場の技術の賜物です。

さらに耐久性についても大変優れています。

着ているうちに首が伸びていた、とか、数回の洗濯で表面が元の状態とはかけ離れた、などということにはなりません。

着心地はまるでスポーツウエアなのに高級感のある見た目加えて長持ちでぜひ試してほしい素材です。

― DUFOUR ―

この素材は一般的なTシャツとスウェットのちょうど中間の厚みがあります。
この絶妙な厚みが生地に良いハリをつくり、 着心地の良さを保ちながらも単なるトレーナーとは違う特別感を着る人に与えてくれます。 適度なハリがあり、しっとりスベスベしている。 まるで女性の肌の理想のような形容になってしまう素材の表面のツヤは、 黒色を着用されても肌色を暗く沈ませにくいようです。
そして部分的に使用されているのはププラではおなじみの繊細なリブ素材です。どちらも同じイタリア製で高品質と高品質の組み合わせなので リブを合わせてもカジュアルになり過ぎず、 着心地も見た目もきっと満足いただけます。もちろん水洗いできますし、シワになりにくいので家庭でお手入れがし易いです。

― ANAIA SMOOTH ―

ププラでは、大まかにはニット(カットソー素材ともいえる) と呼ばれる、伸縮する素材を使って製品を作っています。
そのニットにも種類があり、この製品はスムースと呼ばれる生地を使っています。
スムースは名前の通り、ツヤがあってものすごくなめらかなので肌着やベビー用品にもよく使われます。
編み目のすき間が少ないため、同じ厚みの素材と比べたとき白いTシャツも透けにくい利点もあります。
そしてただのスムースではありません。よりすべらかにするために厳選された糸を使い、さらに特殊な加工で私たちの目には見えないレベルで繊維を毛羽立たせることにより高級スエードのようなしっとり感も持ちあわせています。
この生地を作った生地会社の社長が、さらに美しくなるように磨かれた生地だから、ということでハワイ語にちなんで名付けられたアナイアスムース。
経験と情熱を持つ設計者によって作られた、なめらかさとしっとり感をあわせ持つ、良い素材と良い技術が融合した素晴らしい生地です。

― LINEN PREMIERE ―

麻という素材は、 昔から世界中で育てられていたことが示す通り、 比較的痩せた土地でも育ちやすく、成長が早い、葉・茎・根ほとんどの部位が使える、ということで環境への負担が少ないので最近注目を浴びています。
素材の特徴としても、 シャリ感があって、 熱の伝導性が高いので体温を外へ逃がしてくれて、水にも強いので、湿度の高い日本の夏向きの素材といえます。
でもシワや硬さやお手入れ方法が気になって敬遠されていた方も多いのではないでしょうか。
このププラで使用のリネンは、ドレープが出るくらいやわらかです。
リネン産地として有名なベルギー産の原料を使用して、麻独特のハリと光沢は残しながらも、とってもしなやかなのでシワにもなりにくくなっています。
家庭での水洗い可能なので、 ナチュラルでありながらエレガントに見える、 夏の洒脱な着こなしを気軽にお楽しみいただけます。

― BERNINA ―

色々な日常のシーンで活躍するシンプルな T シャツ。着る時間が長いものだから、より良い着心地を感じられるような特別な素材を使いたいと思い、求めたのがイタリアのBRUGNOLI 社の“BERNINA”という生地です。
BRUGNOLI 社はイタリアで 1952 年からカットソー素材を作り続けるメーカーで、染めから仕上げも自社内で一貫して行うことで品質管理をしながら、新しい技術を開発して、特殊なスポーツウェアからランジェリー用まで様々な用途の素材を取り扱っています。こちらの BERNINA は 100%アメリカンピマコットン糸を使用した少し厚手のカットソー素材です。
ピマコットンなら高級と考えても良いくらい希少で優れた性質を持つのですが、その理由は普通のコットンに比べて繊維がとても長く(超長綿とよばれる) 、糸にするときに均一に編むことができるため、 表面の毛羽立ち少なく、 なめらかな手触りの生地に編立てられるのです。 ピマコットンを織物にした場合、 表面の光沢が有って耐久性にも優れるので、 高級シーツなどに使われています。
少し厚手と表現しましたが、 厚み=重いではありません。 繊維そのものが柔らかくてより空気を含みやすい構造のため、触った瞬間は、ふわっとしてると感じるほどです。
空気を含んで熱を逃がすというのはコットンの特徴ではありますが、さらに超長綿のしなやかさにより肌に馴染みやすいため自然に温度調節をしてくれるのです。
まず厳選された原料を使い、 蓄積された技術でそれを生かす編み方、 仕上げ方をしてイタリアから届いた生地。お値段は少し張るものになってしまうのですが、美味しい物を食べた瞬間に似て、 着用したら、 身体でその良さを感じてもらえる素材です。